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黒執事24巻 新章のテーマと血液療法の歴史

前巻から新章が始まっているのだが、この章は「血液」が題材になっていて興味深い。

黒執事は19世紀末のイギリス、ビクトリア朝時代(1837〜1901年)がベースになっているが、歴史上ではこれ以前から血液療法は存在する。

中世ヨーロッパでは「瀉血(しゃけつ)療法」という、人体の血を抜いて病気を治すという謎療法が大流行していたことがある。また「輸血」も若返り術として実験が行われていた。現代から考えると超あやしい。

そして当初は血液型の概念がなかったため、不適合や血液凝固などにより死者が出た。異なる血液型の血を輸血すると、赤血球が破壊されてしまうのだ。その後血液型が発見されたのは1901年のことであった。

ただしO型はどの血液型にも輸血可能とされる。一昨年大ヒットした狂乱映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で主人公マックスが「ハイオク輸血袋」と呼ばれるのは、彼が誰にでも輸血可能なO型だからである。

ということで黒執事に話を戻すと、新章には「ちょうど血液型が発見された頃」という歴史背景があるのだ。かっこいいだけじゃない、勉強になる黒執事である。

なお、同じくヴィクトリア朝時代が舞台で血液をテーマにした「ブラッドボーン」というゲームもある。ヴィクトリア朝自体がオカルトに走っていた時代であり、ファンタジーにするにはもってこいなのである。

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